フランスビジネススクール留学メモ

フランスはグルノーブルのビジネススクール(Grenoble Ecole de Management)に通ってます。専攻はファイナンス(Master of Finance)。経験したことや思ったことなどゆるく書き留めます^^

Ethics, Professional Standards, and Corporate Governance

来週月曜日にあるFinal presentationを除いたEthicsの授業パートが終了。授業回数を重ねていく内にどんどん面白くなっていく授業でした。まだMScが始まって数ヶ月ですが、この先も記憶に残っていく授業の一つだと思います^^ 論文の題材にしようかしら...
Financeの世界に足を踏み入れると、ESGやSustainable investingなどのワードを頻繁に耳にするため当たり前のように思いさえします。当然この授業は、倫理的行動を考える上で「何が(どういう態度が)」重要なのかについて触れますが、「何故」それが重要なのか、それを重要たらしめる理論的根拠はどこにあるのかに特に注目します。理論的根拠を説明するため、初回は文字通り古典的な、Virtue Ethics、Duty theory、Utilitarianismなどに触れたため、授業の方向性が良く分からず戸惑いました(笑)。コース名自体も何だか寄せ集めのようです...
しかし回数を追う毎に、それらをベースにしたFinanceにおける倫理的問題へのアプローチ(考え方)が次々と紹介され、結果的に、昨今話題のHuman RightsやESG investingの重要性が根本から理解できていくといった感じです。
最後の授業パートは、参考資料を読んでトレンドを理解した後、オリジナルのClimate bondを提案する(elevator pitch)というエクササイズでした。45分間のディスカッションで、bondの詳細、発行の条件、モチベーション、インパクト等を整理したのですが、幸か不幸か、3 minutes elevator pitchを私がやることになりました(笑)。内容は理解できていましたが、不完全なスクリプトだったため、やはり転んでしまいました(笑)。失敗は悔しいですが、逆に失敗するチャンスを掴んだので、非常に複雑な気持ちです。やはり英語のまま頭の中を相当整理するか、完璧なスクリプトを作るかが大事ですが、前者が好ましい。