フランスビジネススクール留学メモ

フランスはグルノーブルのビジネススクール(Grenoble Ecole de Management)に通ってます。専攻はファイナンス(Master of Finance)。経験したことや思ったことなどゆるく書き留めます^^

1セメの授業まとめ(1)

Company Valuationの小テストとFinance Ethicsのレポートを先ほど提出し、1セメの授業は全て終了。CFA Research Challengeのレポートは1/22締め切りだけど、まだ何も準備できていないので無能を再認識(笑)。その前に今学期の授業の個人的まとめ。

1. Accounting and Financial Statement Analysis (Sep - Dec):
財務会計と財務分析の授業で、教授(program director)は実務歴15年/指導歴10年以上のベテラン。財務四表を包括的に扱う。元々会計専攻なので知識はあったけど、特に、FIFO/LIFOなどの棚卸資産評価、IFRSにおけるR&Dの資本化、株主資本変動計算書に関わる会計(株式発行、株式配当株式分割/併合、買い戻しなど)が勉強になった。Teaching partは10月末で終わり、期末試験までの一ヶ月間はチームでソフラングループの財務分析レポートの執筆。今まで日系企業しか分析してなかった自分にとって非常に良い経験。

2. Management Control Systems (Sep - Oct):
約一ヶ月半で原価計算の基礎を詰め込んだ後、試験一発勝負の授業。主に全部原価計算CVP分析、関連費用、予算編成、原価差異分析を扱ったが、これについては母校の原価計算論の方が詳しく学習できる。というか、日本の大学の原価計算教育が優れているのだろう... こちらはMSc Financeなので当然かもしれないが、私自身、原価計算への関心はそれ程でもない(笑)。

3. Corporate Finance and Investment Decision (Sep - Oct):
Corporate FinanceとInvestment Decisionの2パートからなる約一ヶ月半の授業で、これ以降の授業の基礎。パート1では、CAPM、Levering/Unlevering、MM理論、配当政策などの超重要コンセプト、パート2はひたすらPV、NPVの計算問題。IDの方はコンセプト自体それ程難しくないため、試験では時間制限の厳しさに加えて、問題設定がかなり複雑で泣いた(笑)。

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