フランスビジネススクール留学メモ

フランスはグルノーブルのビジネススクール(Grenoble Ecole de Management)に通ってます。専攻はファイナンス(Master of Finance)。経験したことや思ったことなどゆるく書き留めます^^

ビジネス修士かMBAか

5月中旬になり、日本でも少しずつ外出制限が緩和しているようです。

本来ならあと三ヶ月弱で渡仏しているのですが、どうなるのやら^^:

予定通り渡航できないことはあり得るけれど、プログラム自体が消滅することは考えにくいですね...

ところで私が応募したビジネススクールは計3校で、 内2校から合格通知を受けました!応募予定だったスクールも含めると以下です(どれもMaster of Finance)。

 

Grenoble Ecole de Management (フランス) - 合格(入学予定)

Rennes School of Business (フランス) - 合格

Bocconi University (イタリア) - 不合格

Frankfurt School of Finance and Management (ドイツ) - 出願せず

Nova School of Business and Economics (ポルトガル) - 出願せず

 

ヨーロッパが多い...笑

ラスト2校についても応募書類の多くを準備していたんですが、志望度高いスクールから早めに合格通知(1月中旬)を受けたので出願しなかったです^^

当初は米国のスクールも調べていたんですが、プログラム内容/費用/実務経験の有無/TOEFLやGMATのスコア/自身のアピールポイントなどなど総合的に考えて、途中から欧州のb-schoolへ目標を定めました。

 

日本でビジネス関連のディグリーと言えば、米国MBAが目立つ印象があるので、欧州b-schoolが取り沙汰されることは比較的少ないのではないかと思います...実務経験がないので確証など全くないですが、米国の実務界ではビジネスのMaster's degreeよりもMBAの方が高価値と見なされるがゆえに、米国b-schoolもMBAプログラムの方により多くの投資をしている印象を受けます。一方、欧州b-schoolは両方「頑張って」いるように見えます^^ 飽くまで「印象」なんですがね... 

 

でも実際、Financial TimesやQSなどのメジャーな格付けにおいて、MBAランキングでは米国b-schoolがトップ層を占めてますが、個別のMaster's degreeランキングとなると、ヨーロッパ勢がかなり目立ちます。例えば、2020年のQSによるFinance関連のMaster's degreeランキングでは、Top30校の内、米国b-schoolのものは数校しかないみたいで(他は大体欧州b-school)... 米国はビジネスのMaster's degreeに無関心なようにも思えます笑。確かにMBAの二年目を専門特化に使えば、同分野のMasterプログラムを設置することは重複投資になってしまうかもですね... 

 

米国b-schoolでは実務界からの影響を受けて、MasterからMBAへのシフトがあるかも知れないですが、だとしたらヨーロッパやアジアのビジネス教育は今後どんな感じになるんでしょうか... コロナショックによっても、ビジネススクールとしての経営戦略に迅速さが求められるかもですね。教育を受ける側としては、どんなスキルを得たいか、どんなスキルが要求されてるか、また人材ニーズに地域差が(未だ)存在していること(文化的要因なら「未だ」というのは違うかもですが...)とか、色々考えてキャリア形成しないといけませんかね... -->