4. Ethics, Professional Standards, and Corporate Governance (Nov - Dec):
1セメのハイライト。先生はイギリスの方、LBSのMBAホルダー、大手銀行のコンプラ部門で実務経験があり、現在は博士論文執筆中とのこと。ESGなどFinance関連の時事(主に規制や法律)に多く触れるので興味深い一方、ケーススタディメソッド故に議論が多く、自分の英語力が足枷になりました(笑)。慣れ親しんだ一方向型の授業スタイルとは真逆なので、得た知識を体系立てるのにも一苦労(今も各ケースからの収穫がバラバラな状態...)。期末試験相当は、ESG関連の問題を持つ企業に株主提案書類を作るという課題(レポート形式)。詳細はまだ今度。
5. M&A and Company Valuation (Nov - Dec):
M&AとCompany Valuationの2パートからなる授業。M&Aでは、リストラクチャリングの一形態としてのM&Aに関わる様々な論点を学習。特に面白いのは、買収戦略と買収防衛戦略、Gain/Lossの算定、株式発行する際のExchange ratio(株式交換比率?)の算定あたりでした。計算問題はケースに比べたらシンプルですが、そうした数理やM&Aの種類、モチベーション、プロセス、会計的側面、成功/失敗要因など大略を理解できました^^ Company Valuationはひたすら、Multiples/DDM/DCFを用いての計算問題。学部時代にも触れたことがあるので理解よりも、問題を解くスピードの方が大事。
6. Quantitative Methods for Finance (Nov - Dec):
(非)線形回帰分析と時系列解析(Decomposition/Smoothing/SARIMA)を用いた予測。数学的背景への理解もそこそこに分析へ移行するので、正直「なんでそれで予測可能か」と問われると非常に直感的な説明しかできないのが悔しいところ(泣)。だが絶対に理論の完全理解を求められることもない(笑)。SARIMAに突入した朝は、「rocket scienceなのか」とgroup chatがやや荒れていたのが懐かしいです(笑)。
と、1セメはコーポレートよりの授業が中心でした。2セメの前半は、Asset Management/Derivatives/Fixed Income Investmentsと資産運用側の視点が多くなると思います。