フランスビジネススクール留学メモ

フランスはグルノーブルのビジネススクール(Grenoble Ecole de Management)に通ってます。専攻はファイナンス(Master of Finance)。経験したことや思ったことなどゆるく書き留めます^^

こんな時でも学部を卒業...

初投稿からかなり時間が経てしまいました... ><

思えば数ヶ月前は、まだ新型コロナウィルスの脅威が現実的に感じられていなかったと思いますが、今ではそれが世界的に猛威を振るっており、行動制限等、私生活に大きな影響を与えています。

こうした人的被害/経済的損失を伴う「危機」はここ数十年間でも、世界大戦や金融危機、自然災害によるものなど複数挙げられると思いますが、今回の公衆衛生上の事案も、移動網が発達している現代特有の新種の「危機」なのか...... あるいは、長い人類史が生む大きな危機サイクルの一環に過ぎないのか... ではどういった類の「危機」なら人類が終わり、それはどのようにあり得るのか、などなど疑問も湧いてきます。

 

そんなどう仕様もないことを考えながらでも、大学は卒業できるようです^^

目下の事態から卒業式は消えましたが、郵送されたきた学位記によって多少の実感は得られたかなと。120単ちょいが卒業要件でしたが、150単くらい取って卒業しました^^

同大の友人らには「取り過ぎだ」と呆れられてしまいましたが... 何れにしても色んなことが知りたくて、専門科目もその他教養科目も満遍なく(なんならその他科目をたくさん)受講していました。レポートを執筆する際にも、当該講義から得た情報だけでなくて、その他の授業等から学んだ知見や仕入れた情報を「なんかいい感じ」に織り込むことができたら、高評価を狙えそうです(と言っても難しいですが...)。

 

ゼミ活動は大学生活の中でも特に思い出深いものです。地方大学に通う利点とも思いますが、少人数ゼミなので、優れた教官から時間的にも内容的にも十分な指導を受けることができます^^ 私のゼミも11人とかなり少数でして、指導教官との面談がある日には、学生一人あたり90分程度の時間が与えられていたと思います。学生間の議論は視野が狭くなりがちとも思えますが、知識、経験ともに豊富な研究者との面談は、話を聞くだけでもかなり有意義な知的体験です。無論、自分の無知を恥じた回数は数知れず...

 

特に嬉しかったことは、(そんな教官との面談を重ね、)学部における学業の集大成として執筆した論文が、学生論文賞にて奨励賞に選ばれたことです^^ 正直、大学側が個別主催しているだけなので、応募者も少なく、確率的に大したことないんですが...笑。 実績として目に見え、対外に多少ともアピールできる内容を持てたことは大変喜ばしく、そのような状況にあることに感謝しないといけないですね-->

論文執筆にあたって考えたことは、別記事にて回顧しようかな... 

写真は大学のある町、ひたすら田舎...

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