フランスビジネススクール留学メモ

フランスはグルノーブルのビジネススクール(Grenoble Ecole de Management)に通ってます。専攻はファイナンス(Master of Finance)。経験したことや思ったことなどゆるく書き留めます^^

一年目の成績とCFAとTOEFLと今後

なんだかんだブログを続けて一年半。
投稿数は60ほど、思い立った時に書いてみると長く続きそうかも。とは言っても前回の更新は7月上旬だったのでかなり間が空きました(笑)。まぁ7月の半分は隔離されていたので、特にイベントはなかったのだけど...
5月に"マルセイユまで赴いて"受験したCFAのレベル1には無事合格しました!どうやら今回は合格率が25%らしく、例年よりかなり低い。ファイナンスの色んな分野を横断的に学習できたのは良かったけど、PhDを考えているので、レベル2は現在保留。
マスター一年目の総合成績も公開されました^^。結果は17.06/20で、全学生72人中3位だそう。17ちょいはこのランキングにしてはちょい低めだと思ったりしてて、確かにCFAやインターン探し重視で、成績は二の次なんてゆー学生もグランゼコールには少なくないのだろう...けどPhDに進むことを考えれば、学業成績良いのは割と重要。
7月の隔離終わって一週間後、ほぼ無勉でTOEFLを受けて101点。二年前の出願に使用した99点から2点アップで爆笑。リーディング29/リスニング26/スピーキング22/ライティング24てな感じ。リスニングは問題数が想定より多くて動揺し集中力を欠いたので、実際もうちょいイケた。休憩しようと思ってヘッドホン外しかけた瞬間に次のセクションに移行した時は焦った(汗)。スピーキングはこんなものではないと思いたいけど、そんなものだろう(笑)。他はまぁ実力通り。でもオックスフォードとか除いて、大体の大学院の英語最低ラインはクリア。
今後は、修論の概説が10月末まで。アプリケーション関連では、エッセイやGRE、推薦書依頼に集中。ところでGMATからGREに変えてみたけど、あんまり興味ないのと、ネイティブが受けるだけでええやんってゆー気持ちは変わらず(笑)。周りが金融機関インターンで欧州を飛び回る中、また「独りの闘い」感を味わってる。また今度進捗があれば...

MSとPhDの接続

隔離施設での生活二日目。明日の検査で陰性が出れば、自分で予約したホテルに移動してそこで残り11日間待機です...
ところで、修論そっちのけでPhDを色々調べていたけど順番が違っていたと後悔。PhDにつながる研究内容と自分のモチベをガッチリ固めることが絶対に先なはず。まぁデッドラインも遠くないので、同時並行でも良いか(笑)。でも「こういう研究を完成させたい」→ 「そのためにこの知識とこの教授からのアドバイスが必要」→「あの大学でこのPhD」って流れが普通だ。
ざっくりだけど、Risk Measurement/Management、Asset Pricingあたりから入門したい。

帰国

一年目の授業パートを終えたので帰国しました。時差の影響で、日曜日なのに朝の5時起きです(笑)。
検疫体制が強化されていることは聞いており、よく準備をしたので、入国の際は特に書類不備等のトラブルはありませんでした。ただ飛行機が到着してから入国するまで3、4時間はかかったので、中々の疲れ具合です(笑)。
さて進路についてですが、クラスメイトが次々とインターンを獲得する中、僕はできていません。モチベの問題でもあって、実務で活躍したいという思いよりも、学問分野への探究心がどうしても勝ります。パスすれば成績なんてなんでも良いと考えてフリーライドする多くの学生には辟易します。勉強するほど、知らないことを知り、焦りと興奮を同時に覚える、なんてゆー経験も継続的にしています。そうなんですが、これまで受けてきた実学重視の大学教育、そこで学んだ商学ファイナンスが、そのような「感覚」を曇らせてきたと考えることもできるのかな。今後一年間はこうした「感覚」を際立たせることに努めてもいーんだろうか?笑

冬セメの授業成績

結構重めの課題(レポート30ページ程)を今日提出して、残るはPythonの最終課題のみで17日がデッドライン。帰国は7月初めを予定。1月から3月末までの成績がかなり前に開示されたのでまとめ^^ 1セメと同じく加重平均した後の最終成績。

Derivatives: 16.90/20.00
Asset Management: 15.60/20.00
Fixed Income Investments: 17.40/20.00
International Financial Management: 17.30/20.00
Digital Finance: 18.67/20.00

単純平均すると17.17/20.00になって、1セメの平均を上回るのでまあグッド。こうなると18.00を超えてからが歓喜。ハイライトはFixed Income Investmentsの最終試験の19.00/20.00でした。Digital Financeはフィンテックやそれへの規制に関する学習で、ブロックチェーントークンオファーリング、各国の規制状況について、あまり技術的にならない程度で解説するものでした。試験はMCQなので簡単だったけど、用語の理解が結構難しくて、授業終わってもまあまあ謎。とりあえず、"Security"とは?という話と、ICOする方々にSECが文句を言っているようで(笑)。ただ、Non-traditional securityの導入と包括的な制度設計は、今後やりがいのある仕事だとも。全体としてはマーケット関連の講義が多く、数学的な部分も増えて楽しめました。

マルセイユからグルノーブルへ

マルセイユからグルノーブルに帰る電車の中で書いています。直行では帰れないので、ヴァランス駅を中継します。乗り継ぎがスムーズだと、それを含めて3hくらいかな。
CFA Level 1について。試験会場ですが、これが予想以上に良かったです。入り口がかなりこじんまりしていたので、狭いスペースでの受験かと思ってましたが、フロントは意外にも開放的で、植物も多く癒されました。あのような場所で働くと集中力が上がりそうです。そもそも当日は受験者が2人のみでそれ自体ラッキーだったのですが、試験室も静かかつ開放的でした。周りの会話(フランス語)が聞こえることはありましたが、理解するには日本語で会話する時よりも遥かに強く能動的に注意を向ける必要があるので、その点も気を取られなくて良かったです。コロナ対策もバッチリ。試験の出来については結果が約一ヶ月後なのでその時に。
これからは、授業ラストパートに加えて、グループワークのケーススタディレポートが6月上旬まで。それから帰る準備しながら、PhDキャリアについてもリサーチしたい。来年以降どーするかはまだ決まってない笑

CFAレベル1受験

授業の方に集中していて更新してませんでした><
CFAレベル1受験のためこれからマルセイユへ移動します。フランスは5月上旬から地域間移動制限が解除されたようで、タイミングが良かったです。一方で、19時から朝6時までの夜間移動制限は継続しています。元から検討していたとは思いますが、コロナの影響もあり、CFAの受験(少なくともレベル1)が2021年から全てオンラインになりました。指定されたテストセンターでの受験となり、私の住むグルノーブルの近くでは、マルセイユジュネーブまで赴く必要があります...ジュネーブの方が近いのですが、この状況下で国を跨ぐのはリスキーな感じもしますので(調べてはいませんが...笑)、マルセイユにしました。学部留学時に訪問したので場所は知ってますが、治安は悪いので気を付けないとですね(笑)。
肝心の試験準備についてですが、かなり心配です(笑えない)。70%の正答率で合格と言われていますが、Mock Examの平均が70%ちょいなので、半分くらいの確率で不合格になるかと。もう仕方がないので、気になるところを復習して普通に受験します(笑)。

悩み中

ファイナンスの専攻が始まって1ヶ月。授業はそこそこ高度で楽しいけど、就活の方は不調。日系企業を中心に見ているけど、自分の特徴とマッチする企業/職種があるのか不安という点(現時点で二社ほどからリジェクト)と、欧州の就活スタイルに合わせるのもかなりの覚悟がいるので、結局どちら側からも採用されにくい就活生が出来上がっているような笑。
憚らず書くとすれば、もし応募している全企業からリジェクトされた場合、関連するPhDに進んで、(実務もやりたければ)自分で会社を作るくらいのことがあっても良いのでは?とも考える。こっそり良いPhDプログラムを調べてみるのも楽しそうだけど、これ以上甘ったれたことを考えないように、早く職を得たいというのもある...